Updated on 2025/12/06
高齢者の術後せん妄、高齢者に対する身体拘束について研究しています。
Doctor of Philosophy (Nursing) ( Yokohama City University )
老年看護
せん妄
身体拘束
Life Science / Gerontological nursing and community health nursing
Yokohama City University Graduate School of Medicine
2020.4 - 2025.3
Yokohama City University Graduate School of Medicine
2018.4 - 2020.3
Yokohama City University School of Medicine Nursing Course
2011.4 - 2015.3
Yokohama City University School of Medicine Nursing Course Assistant Professor
2020.4
Yokohama City University Medical Center
2015.4 - 2020.3
日本看護管理学会
2019
日本老年看護学会
2019
日本看護科学学会
2018
日本健康医学会
2015
日本看護研究学会
2015
日本における新型コロナウイルス感染症拡大時の看護職人材確保の実態と平時・感染拡大時の効果的な取り組み
金田 明子, 綱嶋 里枝子, 丸山 幸恵, 有本 梓, 土肥 眞奈, 南崎 眞綾, 秋山 智弥, 叶谷 由佳
日本看護管理学会誌 29 ( 1 ) 94 - 105 2025
Development of a Self-Care Scale for Compound Caregivers
Yuka Iwata, Maya Minamizaki, Yuka Kanoya
Healthcare 2024.12
高齢者ケア施設のCOVID-19に対する感染マネジメントの実際と課題 Reviewed
南﨑眞綾, 神谷日菜子, 叶谷由佳
日本健康医学会雑誌 33 ( 3 ) 2024.10
Development of management indicators of nursing for minimizing physical restraints focused on older adult patients hospitalized in acute care settings: A Delphi consensus study Reviewed
Maya Minamizaki, Mana Doi, Yuka Kanoya
PLOS ONE 2024.7
病院における高齢心不全患者へのアドバンス・ケア・プランニング（ACP)の実施の現状と関連要因 Reviewed
臼井咲耶, 南﨑眞綾, 土肥眞奈, 叶谷由佳
横浜看護学雑誌 17 ( 1 ) 1 - 9 2024.3
老年看護学教育における認知症一人称体験が看護学生のエイジズムと高齢者イメージに与える影響 Reviewed
南﨑眞綾, 佐々木晶世, 叶谷由佳
日本健康医学会雑誌 32 ( 2 ) 193 - 199 2023.7
Comprehensive end-of-life care practices for older patients with heart failure provided by specialized nurses: a qualitative study Reviewed
Mana Doi, Yukie Maruyama, Akiko Kaneda, Maya Minamizaki, Masami Fukada, Yuka Kanoya
BMC Geriatrics 23 2023.6
Post-total hip arthroplasty (THA) difficulties of older adults aged over 75 years Reviewed
Doi-Kanno Mana, Minamizaki-Kanno Maya, Kaneda Akiko, Kanoya Yuka
Journal of Japan Society for Musculoskeletal Nursing 18 39 - 46 2023.2
身体拘束の廃止・軽減に成功した急性期病院の看護管理実践 Reviewed
南崎 眞綾, 土肥 眞奈, 叶谷 由佳, 将来構想委員会看保連ワーキング高齢者身体拘束軽減プロジェクト
日本看護研究学会雑誌 45 ( 5 ) 905 - 914 2023.1
急性期病院における高齢心不全患者の緩和ケアの実態とその関連要因 Reviewed
種市 由香里, 南崎 眞綾, 土肥 眞奈, 叶谷 由佳
日本健康医学会雑誌 31 ( 1 ) 30 - 41 2022.4
入院する高齢者に対する身体拘束軽減のための介入に関するシステマティックレビュー Reviewed
菅野 眞綾, 星 美鈴, 臼井 咲耶, 吉田 香, 佐藤 里奈, 叶谷 由佳, 将来構想委員会看護系保険連合ワーキング急性期病院における高齢者への安全な医療・看護提供検討プロジェクト
日本看護研究学会雑誌 44 ( 5 ) 801 - 811 2022.1
急性期病院における身体拘束を軽減するための看護管理に関する文献検討 Reviewed
菅野 眞綾, 叶谷 由佳
日本看護管理学会誌 25 ( 1 ) 129 - 138 2021.10
Risk factors for postoperative delirium and subsyndromal delirium in older patients in the surgical ward: A prospective observational study Reviewed International journal
Maya Kanno, Mana Doi, Kazumi Kubota, Yuka Kanoya
PLOS ONE 16 ( 8 ) e0255607 2021.8
腎移植をうける成人期知的障害患者と家族への看護 Reviewed
菅野 眞綾, 立花 寿理, 佐藤 真美, 宮武 千真
日本臨床腎移植学会雑誌 9 ( 1 ) 122 - 129 2021.7
我が国における一般病床に入院する高齢者に対する身体拘束を予防、軽減する看護に関するスコーピングレビュー Reviewed
菅野 眞綾, 臼井 咲耶, 星 美鈴, 吉田 香, 叶谷 由佳, 将来構想委員会看保連ワーキング高齢者身体拘束軽減プロジェクト
日本看護研究学会雑誌 44 ( 2 ) 299 - 308 2021.7
Scales for Postoperative Delirium in the Elderly: A Literature Review Reviewed
Maya Kanno, Mana Doi, Yuka Kanoya
JOURNAL OF JAPAN HEALTH MEDICINE ASSOCIATION 29 ( 3 ) 246 - 258 2020.10
施設入所高齢者に対する湯たんぽによる睡眠への影響 Reviewed
菅野 眞綾, 土肥 眞奈, 佐々木 晶世, 服部 紀子, 叶谷 由佳
日本健康医学会雑誌 25 ( 増刊号 ) 296 - 303 2016.12
臨床と研究をつなぐ 若手研究者から看護管理学の発展に向けて 第8回「老年看護×看護管理」で身体拘束最小化へ 臨床領域のテーマに看護管理の視点でアプローチすることで開ける道
南崎眞綾
看護管理 35 ( 8 ) 2025
身体拘束最小化を実現するための倫理的問い 急性期病院入院高齢者の身体拘束を最小限にするための看護管理指標
南崎眞綾
看護管理 35 ( 11 ) 2025
【2024年度診療報酬改定への対応策 身体拘束最小化への挑戦】(PART3)身体拘束最小化に向けて看護管理者が取り組むべきこと 「身体拘束の廃止・減少に成功した看護管理者へのインタビュー」から読み解く看護管理実践のヒント
南崎 眞綾
看護展望 49 ( 10 ) 0956 - 0964 2024.8
【2024年度診療報酬改定への対応策 身体拘束最小化への挑戦】(PART4)身体拘束最小化を実現するための看護管理 身体拘束最小化に求められるマネジメントプロセス
南崎 眞綾
看護展望 49 ( 10 ) 0965 - 0967 2024.8
【患者の暮らしに寄り添える病棟スタッフの育成法と他施設との連携強化のコツ 地域包括ケア時代に求められる病棟のつくり方】(Part 1)地域包括ケア時代において看護職に必要な知識 認知症の知識と看護
南崎 眞綾
看護展望 49 ( 9 ) 0801 - 0807 2024.7
病院から地域へ!地域包括ケアを担う看護職のコンピテンシー育成(第3回)(最終回) 地域包括ケアを担う看護職に必要な知識 地域包括ケアシステムの視点から
叶谷 由佳, 丸山 幸恵, 南崎 眞綾, 金田 明子, 佐々木 晶世, 星 美鈴, 土肥 眞奈
Nursing BUSINESS 18 ( 3 ) 246 - 249 2024.3
病院から地域へ!地域包括ケアを担う看護職のコンピテンシー育成(第2回) 地域包括ケアを担う看護職に必要な知識 高齢者への看護の視点から
叶谷 由佳, 丸山 幸恵, 南崎 眞綾, 金田 明子, 佐々木 晶世, 星 美鈴, 土肥 眞奈
Nursing BUSINESS 18 ( 2 ) 150 - 153 2024.2
病院から地域へ! 地域包括ケアを担う看護職のコンピテンシー育成(第1回) 地域包括ケア時代の看護職に必要なコンピテンシーとは
叶谷 由佳, 佐々木 晶世, 丸山 幸恵, 星 美鈴, 南崎 眞綾, 金田 明子, 土肥 眞奈
Nursing BUSINESS 18 ( 1 ) 57 - 61 2024.1
高齢者の生活を支える看護職による地域包括ケアのコンピテンシーの現状
星美鈴, 南﨑眞綾, 叶谷由佳
第45回日本看護科学学会学術集会 2025.12
多重介護を担う介護者の健康管理の現状と課題
松竹華美, 南﨑眞綾, 叶谷由佳
日本看護研究学会第51回学術集会 2025.8
N-improを通した看護学生の認知症高齢者への対応イメージと知識の変化
髙田愛華, 南﨑眞綾, 叶谷由佳
日本看護研究学会第51回学術集会 2025.8
高齢者の子育て支援に関する地域活動参加を導く支援
田村百花, 南﨑眞綾, 叶谷由佳
日本看護研究学会第51回学術集会 2025.8
多重介護者におけるセルフケア尺度（Self-Care Scale for Compound Caregivers：SCSCC）の開発
岩田由香, 南﨑眞綾, 叶谷由佳
日本看護研究学会第51回学術集会 2025.8
急性期病院入院高齢者に対する身体拘束最小化の促進要因、阻害要因に関する文献検討
王金国, 南﨑眞綾, 叶谷由佳
第29回日本看護管理学会学術集会 2025.8
多重介護者の精神的健康観の影響要因
譚珊, 南﨑眞綾, 金田明子, 叶谷由佳
日本看護研究学会第29回東海地方会学術集会 2025.3
Basic education in;geriatric nursing;for aging societies;a scoping review
Mana Doi, Maya Minamizaki, Misuzu Hoshi, Rina Sato, Yan Liu, Yukiko Nishiyama
28th East Asian Forum of Nursing Scholars 2025.2
看保連ワーキングの活動報告
叶谷由佳, 安藤詳子, 赤瀬智子, 金田明子, 田中明日美, 玉井奈緒, 泊祐子, 南﨑眞綾
日本看護研究学会第50回学術集会 2024.8
急性期病院入院高齢者の身体拘束を最小限にするための看護管理指標の検証
南崎 眞綾, 齋藤優, 土肥眞奈, 叶谷由佳
第28回日本看護管理学会学術集会 2024.8
専門・認定看護師による高齢心不全患者への包括的なEnd of Lifeケア 質的研究
土肥 眞奈, 丸山 幸恵, 金田 明子, 南崎 眞綾, 深田 雅美, 叶谷 由佳
第43回日本看護科学学会学術集会 2023.12
看保連ワーキングの活動報告
叶谷由佳, 安藤詳子, 泊祐子, 赤瀬智子, 玉井奈緒, 金田明子, 田中明日美, 南﨑眞綾
日本看護研究学会第49回学術集会 2023.8
新型コロナウイルス感染症拡大時の地域における看護職確保及び人材調整の実態：ヒアリング調査
丸山幸恵, 綱嶋里枝子, 金田明子, 有本梓, 土肥眞奈, 南﨑眞綾, 叶谷由佳
日本看護研究学会第49回学術集会 2023.8
新型コロナウイルス感染症拡大時の地域における看護職確保及び人材調整の実態：全国アンケート調査
綱嶋里枝子, 丸山幸恵, 金田明子, 有本梓, 土肥眞奈, 南﨑眞綾, 叶谷由佳
日本看護研究学会第49回学術集会 2023.8
ハイケアユニット勤務の経験のある看護師の身体拘束への認識の変化～『身体拘束予防ガイドライン』を参考にしたカンファレンスを通して～
溝江ももの, 山岸佳代, 山崎敦子, 瀧田縁, 佐々木晶世, 土肥眞奈, 南﨑眞綾
日本看護研究学会第49回学術集会 2023.8
急性期病院（一般病床）における身体拘束最小化を実現する看護管理上の課題とは
菅野眞綾, 土肥眞奈, 叶谷由佳
第25回日本看護管理学会学術集会 2021.8
看護学生における認知症高齢者一人称体験教育（オンラインVR動画視聴）がエイジズムと高齢者へのイメージに与える影響
菅野眞綾, 叶谷由佳, 佐々木晶世
第25回日本看護管理学会学術集会 2021.8
急性期病院における身体拘束を軽減、廃止するための看護管理に関する文献検討
菅野 眞綾, 土肥 眞奈, 叶谷 由佳
日本看護管理学会第24回学術集会 2020.8
手術を受ける高齢者の術後せん妄および閾値下せん妄の関連要因
菅野 眞綾, 土肥 眞奈, 叶谷 由佳
日本老年看護学会第25回学術集会 2020.6
高齢者の術後せん妄に対するせん妄評価尺度に関する文献検討
菅野 眞綾, 叶谷 由佳, 土肥 眞奈
日本看護科学学会学術集会講演集 2018.12 (公社)日本看護科学学会
施設入所高齢者に対する湯たんぽによる足元加温の睡眠への影響
菅野 眞綾, 菅野 眞奈, 青木 律子, 佐々木 晶世, 服部 紀子, 叶谷 由佳
日本看護研究学会雑誌 2015.7 (一社)日本看護研究学会
子育て世代の時間貧困解決に向けたシニア対象ワークショップの実施
南﨑眞綾, 三浦武, 叶谷由佳
第34回日本健康医学会総会 2025.11
高齢者におけるゲームを活用した健康・予防活動：スコーピングレビュー
三浦武, 南﨑眞綾, 叶谷由佳
第25回日本運動器看護学会学術集会 2025.6
「急性期病院に入院する高齢者に対する身体拘束の最小化」～急性期病院における高齢者への安 全な医療・看護提供検討プロジェクト
叶谷由佳, 菅野眞綾, 土肥眞奈, 佐々木晶世, 丸山幸恵, 金田明子, 星美鈴
日本看護研究学会第47回学術集会 2021.8
人工股関節全置換術術後後期高齢者の術後経験と生活状況
土肥眞奈, 南﨑眞綾, 金田明子, 叶谷由佳
第22回日本運動器看護学会学術集会 2022.6
看護保険連合ワーキング 高齢者への安全な医療・看護提供プロジェクト 「身体拘束の最小化につながる急性期病院での取り組み ―診療報酬改定に向けて―」
叶谷 由佳, 南﨑 眞綾, 土肥 眞奈, 佐々木 晶世, 丸山 幸恵, 金田 明子, 星 美鈴
日本看護研究学会第48回学術集会 2022.8
もしバナゲーム™が地域在住高齢者のAdvance Care Planningに与える影響
南崎眞綾, 金田明子, 叶谷 由佳
第32回日本健康医学会総会 2023.11
高齢者ケア施設のCOVID-19に対する感染マネジメントの実際と課題
神谷日菜子, 南﨑眞綾, 叶谷由佳
日本看護研究学会第28回東海地方会学術集会 2024.3
多重介護者のセルフケア尺度案の開発
南﨑眞綾, 岩田由佳, 井上真帆, 叶谷由佳
第83回日本公衆衛生学会総会 2024.10
高齢者が子育て支援に関する地域活動に見出した意義～ChatGPT-4oによるテーマ分析～
南﨑眞綾, 三浦武, 河野敬, 叶谷由佳
第33回日本健康医学会総会 2024.11
高齢者ケア施設のCOVID-19に対する感染マネジメントの実際と課題
神谷日菜子, 南﨑眞綾, 叶谷由佳
日本看護研究学会第28回東海地方会学術集会 2021.3
地域包括ケアシステムにおける訪問看護師の役割と機能に関する文献検討
綱嶋里枝子, 菅野眞綾, 叶谷由佳
第25回日本看護管理学会学術集会 2021.8
理事長・学長表彰 若手奨励賞
2025.5 横浜市立大学
南﨑眞綾
学長表彰 若手奨励賞
2021.3 横浜市立大学
Establishing an appropriate nursing system for older patients with delirium superimposed on dementia in acute-phase hospitals
Grant number：25K13947 2025.4 - 2029.3
Japan Society for the Promotion of Science Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
Grant amount：\4680000 （ Direct Cost: \3600000 、 Indirect Cost：\1080000 ）
入院高齢者に対する身体拘束最小化に向けた看護管理実践ガイドの作成
Grant number：25K14301 2025.4 - 2028.3
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
南﨑眞綾, 叶谷由佳
Grant amount：\4680000 （ Direct Cost: \3600000 、 Indirect Cost：\1080000 ）
働く世代の時間貧困解消実現に向けたサービス開発モデルの研究開発
2024.8 - 2026.3
横浜市立大学 学長裁量事業 第6期戦略的研究推進事業「オープン・イノベーション・アカデミアプロジェクト
根本裕太郎, 黒木淳, 叶谷由佳, 有馬貴之, 伊藤智明, 中村祐太, 南﨑眞綾, 五十嵐中
Authorship：Coinvestigator(s)
Development of support tool and program for multiple carer
Grant number：23K27922 2023.4 - 2027.3
Japan Society for the Promotion of Science Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
Grant amount：\18070000 （ Direct Cost: \13900000 、 Indirect Cost：\4170000 ）
Development of support tool and program for multiple carer
Grant number：23H03232 2023.4 - 2027.3
Japan Society for the Promotion of Science Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
Grant amount：\18070000 （ Direct Cost: \13900000 、 Indirect Cost：\4170000 ）
マルチプルケアラーのセルフケアアクティビティ促進支援プログラムの開発
2022.6 - 2023.3
横浜市立大学 学術的研究推進事業「科研費採択支援プロジェクト」（大型種目）
叶谷由佳, 岩田由香, 土肥眞奈, 丸山幸恵, 金田明子, 南﨑眞綾
Authorship：Coinvestigator(s)
新型コロナウイルス感染症拡大時の地域における看護職員確保及び人材調整の実態把握についての調査研究
2022.4 - 2023.3
厚生労働省 厚生労働省行政推進調査事業補助金
叶谷由佳, 土肥眞奈, 有本梓, 丸山幸恵, 金田明子, 南﨑眞綾, 秋山智弥
Authorship：Coinvestigator(s)
入院する高齢者への身体拘束を最小限にするための看護管理指標の開発
Grant number：21K11085 2021.4 - 2024.3
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
南崎 眞綾, 土肥 眞奈, 叶谷 由佳
Grant amount：\4160000 （ Direct Cost: \3200000 、 Indirect Cost：\960000 ）
国内外の文献ならびに急性期病院にて身体拘束の廃止・軽減に成功した急性期病院の看護管理者に対するインタビュー調査からトップマネジメント用指標案、ミドルマネジメント用指標案の2種類を作成した。指標案の洗練を目指し、質問紙によるデルファイ調査を行った。専門家パネルは、看護管理者25名、老人看護専門看護師25名の計50名を設定した。デルファイ調査のラウンド数は3ラウンドとし、指標案の有効性について、1（完全に無効である）～9（完全に有効である）の9段階評価において、中央値7以上にて合意形成とみなした。また、少なくとも3人が7，8，9と1，2，3に分かれた場合には、コンセンサスが得られていないとした。1回目調査は、両指標案ともに23名から回答があり（回収率46％）、2回目調査は、トップマネジメント用指標案は14名（回収率28％）、ミドルマネジメント用指標案は13名（回収率：26％）から回答が得られた。3回目調査は、トップマネジメント用指標案は12名（回収率24％）、ミドルマネジメント用指標案は13名（回収率：26％）から回答が得られた。採用基準ならびに自由記述を基に、指標案の削除、修正、追加を行い、最終的な指標項目として、トップマネジメント用指標35項目、ミドルマネジメント用指標28項目にて、各指標の有効性についてコンセンサスを得た。
文献検討については、入院する高齢者に対する身体拘束を予防、軽減する看護に関するスコーピングレビュー（菅野ら, 2021）、入院する高齢者に対する身体拘束軽減のための介入に関するシステマティックレビュー（菅野ら, 2021）、急性期病院における身体拘束を軽減するための看護管理に関する文献検討（菅野ら, 2021）が既に公開されている。インタビュー調査については、論文が既に受理され今後公開予定である。
